米国・トランプ次期大統領がデンマークの自治領、グリーンランドを米国が所有すべきだなどと主張したことについて、国際社会から批判的な声が相次いでいる。ドイツ・ショルツ首相は「国境の不可侵の原則はどの国にも適用される。小国も強力な国家でも従わなければならない」とコメント。フランス・バロ外相も「グリーンランドはEUの領土だ。相手がどのような国であったとしても、EUが領土の攻撃を容認することはありえない」と述べている。またトランプ氏の「メキシコ湾の名前を米国湾に変える」との発言についてメキシコ・シェインバウム大統領が、8日の会見で17世紀のものとされる古い地図を突然紹介。北米地域にはスペイン語でメキシコの米国と書かれていた。メキシコ湾についても当時から認められた国際的な呼び名だと説明した。