大リーグ挑戦1年目にしてチームの顔となったカブス・今永昇太投手。ここまでチームトップの5勝、防御率は一時大リーグトップの0点台と衝撃のデビュー。しかし前回登板では大量失点と課題も見えた。さらなる高みへ、今何が必要なのか。大リーグ機構のアナリストのデビッド・アドラー氏は今永投手のボールの回転数に注目、これによりボールは浮き上がって見えるのだという。またカブスのトミー・ホットビーコーチは今永投手の投げる“コース”に関してストライクゾーンの一番上に投げる練習をして、相手に高めを振らせる練習をしたという。前回登板時はそのコントロールが影を潜めた。その結果5回途中で7失点。今後はストレートを高めギリギリに投げられるかが鍵となる。またトミー・ホットビーコーチはスプリットに冠しても言及。高めのストレートに対応しようとすると低めのスプリットにはついていくのが困難で、スプリットを待てばストレートで差し込まれてしまうという。ただシーズンが進めば対策を講じられる可能性もある、そこでデビッド・アドラー氏は投球の幅を広げること、ストレートとスプリット以外の変化球を有効に使うことが大切だとし、今永投手もそれを自覚しているという。
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