姫路城の入場料について、外国人観光客に対し入城料の値上げを検討していると市長が発言している。現在の入城料は約7ドルの1000円で、外国人観光客は30ドル、姫路市民に対し5ドルにすると発言した。清元市長は「値段が違うのはグローバルスタンダード」と説明した。姫路市は城の保存費用などを算定し、約1年かけて検討するという。姫路城の維持費用は2022年度は約12.7億円で、職員、ガイド、清掃員など約120人が働き人件費は約4億円、修繕費は約4億円となる。2009年には約50年ぶりの平成の大修理が行われ、外壁の塗り替えや耐震工事などで総工費は約24億円となった。インドのタージマハルではインド人は約90円、外国人は約2100円で分けており、エジプトのピラミッドではエジプト・アラブ諸国の人は約200円、外国人は約1800円で分けており、アメリカ・ハワイのダイヤモンドヘッドは地元住民は無料で観光客は約800円にしており、アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館は地元住民などは無料で観光客は約4700円にしている。佐滝さんによると、自国民と外国人を区別する二重価格は主に途上国で導入されており、地元住民と観光客を区別するのがグローバルスタンダードという。