トランプ大統領は日本時間のあす早朝、ロシアのプーチン大統領との会談に臨む。会談が行われるアラスカのアンカレジから中継。トランプ大統領は今回の会談をウクライナのゼレンスキー大統領を交えた3者会談の実現に向けた地ならしと位置づけている。ロシアがウクライナに侵攻してから初めての首脳会談だが、まずは停戦に向けた次の会談が設定できるかが焦点。トランプ大統領は先ほど、首都ワシントンを出発し大統領専用機でアラスカに向かっている。機内で記者団に答え、会談ではロシアとウクライナの領土の交換について議論する考えを示した上で、「その決定はウクライナに委ねなければならない」と述べた。また、会談の目的についてはプーチン大統領とゼレンスキー大統領を「交渉の席につかせることが目的だ」と語った。一方のプーチン大統領だが、トランプと一対一の会談で追加制裁をちらつかせるトランプの停戦圧力をかわしたい考え。北極圏での経済協力やアメリカとの核軍縮などを議題に取り上げ、ウクライナ以外の分野でトランプに花を持たせるような合意を模索している可能性がある。3年半に及ぶ紛争の今後の行方を決める会談になるのか。およそ4時間半後に始まる。
