ロシアで統一地方選挙が行われた。プーチン政権は電子投票を推し進めており、市民には賞金、景品を配る大規模キャンペーンを実施している。しかし、電子投票の透明性には疑問の声も上がっている。野党・ラススベート代表のエカテリーナ・ドゥンツォワ氏は3月に大統領選で当局から立候補を拒否され、5月に外国代理人(外国のスパイ)に指定された。ロシアでは、反体制派の候補者が選挙に立候補することが難しくなっているという。今回の選挙でも、ほとんどの野党候補者は立候補資格を得られなかった。イワン・モクシム氏は出馬が認められた数少ない反政権候補だが、当選を半ば諦めているという。