ガザ地区ではイスラエル軍が地上作戦を展開し、攻勢を強めている。中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」は、「市の南西部でイスラエル群が爆薬を積んだ無人の車両などを使って住宅を次々に破壊している」と報じた。また地元メディアは「イスラエル軍の空爆などで、ガザ市で約20人が死亡した」と伝えている。イスラエル軍の報道官は「ガザ市の中心部に向けて部隊が前進している」とし、「数日のうちに新たな部隊が地上作戦に投入される」と明らかにした。これに対しイスラム組織ハマスは声明で「人質の所在は散らばっている。作戦の拡大は人質を1人も取り返せないことを意味する」と主張して牽制し、徹底抗戦の姿勢を強調している。一方地元メディアによると「イスラエルが占領するヨルダン川西岸と隣国ヨルダンとの間の検問所で刃物を持った男による襲撃事件があり、イスラエル人2人が死亡した」という。地元メディアはイスラエル軍の話として「男はガザ地区への人道支援物資を積んだトラックの運転手だ」と伝えている。イスラエル軍のラジオ局は「軍がヨルダンからガザ地区への支援物資の搬入停止を決定した」と報じていて、ガザ地区への人道状況への影響も懸念される。
国連で開かれた安全保障理事会の緊急会合で、非常任理事国の10か国がガザ地区での即時停戦と人質の解放に加え、イスラエルに対して支援物資搬入を制限なく認めるよう求める決議案を提出した。採決では15の理事国のうち14か国が賛成したが、アメリカの拒否権を行使し否決された。各国からは「遺憾の意」を示す発言が相次いだ。安保理はこの日が1万回目の節目の会合だったが、常任理事国の拒否権で人道危機を止められない機能不全と、同盟国のイスラエルを擁護するアメリカの姿勢があらためて浮き彫りになった。
国連で開かれた安全保障理事会の緊急会合で、非常任理事国の10か国がガザ地区での即時停戦と人質の解放に加え、イスラエルに対して支援物資搬入を制限なく認めるよう求める決議案を提出した。採決では15の理事国のうち14か国が賛成したが、アメリカの拒否権を行使し否決された。各国からは「遺憾の意」を示す発言が相次いだ。安保理はこの日が1万回目の節目の会合だったが、常任理事国の拒否権で人道危機を止められない機能不全と、同盟国のイスラエルを擁護するアメリカの姿勢があらためて浮き彫りになった。
