きょう午後、千葉県の上空で不思議な雲が確認された。千葉県袖ケ浦市で撮影された映像には2本の長い帯状の雲が平行に連なっている。撮影した女性によると東西方向に延び20分間にわたって見えたという。雲は千葉市中央区の千葉放送局前でも確認された。同じような雲の目撃情報はSNSに相次いで投稿され気象衛星の画像では東京湾付近から千葉県の上空に2本の雲がかかっていた。この雲について銚子地方気象台は何らかの理由で上昇気流が生まれたときにできる波状雲の可能性があるが詳しいことは分からないとしている。また気象学が専門の東京大学の新野宏名誉教授は画像を見るかぎりではオーストラリアでよく見られるモーニンググローリーと呼ばれるロール状の雲と似ている。上空の安定した大気に性質が異なる空気が流れ込み上昇気流が発生したことでできた雲だと考えられると話している。