今年11月に迫ったアメリカ大統領選挙。共和党の候補者選びはトランプ前大統領が勢いを増している。そこで今「もしトラ」、もしもトランプ氏が大統領になったら、という言葉が広がりを見せているという。アメリカ至上主義を掲げるトランプ氏が返り咲いたら海外の企業はダメージを受けると予想されている。日本製鉄は去年12月USスチールを買収することで合意していたが、トランプ前大統領は先月ワシントンで「とても恐ろしいことだと思います 日本製鉄がUSスチールを買収したら私なら即座に絶対阻止します」と述べていた。鉄鋼業界の労働組合表を意識したものでトランプ氏が大統領となった場合白紙撤回させられる恐れがある。日本製鉄の橋本英二社長は、私ども日鉄がUSスチールを買収することもあまりアメリカにとってのマイナスというのは私の頭では考えつかない、と話している。世界がもしトラに戦々恐々としている。