アメリカのトランプ政権が鉄鋼やアルミの輸入関税を25%から50%に引き上げた。各国に揺さぶりをかけるなか、日本は赤沢大臣がきょうから訪米し、5回目の協議に臨む。追加関税の対象から外れたのは既に交渉がまとまっているイギリスだけ。標的にされたEUやメキシコ、カナダは強く反発している。日本にも大きな影響が及ぶ。世界的な反発をよそにアメリカはさらなる揺さぶりも。トランプ政権は交渉中の各国に対し、4日までに最も良い条件の提案をするよう要求する文書を送ったことを明らかにした。現在、相互関税については90日の猶予が続いているが、来月9日の締め切りを前に協議をスピードアップするよう急かした形。今月中旬、G7サミットを行うカナダでトランプ大統領と相まみえる石破総理。首脳同士の合意を目指すが、5度目の日米協議は5日から4日間にわたり行われる。