午前のマーケット情報を北原佑樹氏が解説する。今日の日経平均は安く始まったあとに上昇する展開。トヨタやファーストリテイリングなど幅広い主力株に薄く広く買いが入っている。昨日NYダウの下げが1.3%と目立つが寄与度が大きいユナイテッドヘルス・グループ株が大幅安となった影響がある。今日積極的に株の売り買いをする投資家は限られると見られる。ただ、トランプ政権の関税に関するニュースなどが相場を動かす可能性がある。今日の業種別騰落率で上昇率トップが医薬品となっている。中外製薬で材料が出たため大幅高をけん引した。この他海運株が上昇。トランプ政権がアメリカ国内の港に停泊する中国籍の船舶に入港料を課す提案をまとめたと各紙が報じている。コンテナ船のスポット運賃が上昇するとの思惑につながっていると見られる。下落している銘柄はサービスのみ。この時間、上海総合指数は0.3%の下落。