およそ1ヶ月後の来月3日から20年ぶりとなる新たな紙幣が発行される。財務省によると、発行の開始までに金融機関のATMや大手コンビニのレジなどでは更新作業はおおむね完了する見込みだが、業界によっては対応が間に合わないケースも出る見通し。小樽市にある日銀の資料館。新たな紙幣を紹介する展示会が開かれている。紙幣のデザインの変更は偽造防止の強化と誰でも利用しやすいユニバーサルデザインの導入が目的。さまざまな業界で準備が進んでいる。財務省によると、発行の開始までに金融機関のATMや大手コンビニのレジなどでは更新作業はおおむね完了する見込み。一方、飲食店の食券の券売機などは5割程度にとどまると見られ、対応が間に合わないケースも出る見通し。その理由の一つが駆け込み需要による品薄。また、費用の負担が大きいという指摘も。財務省は、古いお札は使えなくなるから回収するといった詐欺などに注意するよう呼びかけている。