パレスチナ・ベツレヘムでクリスマスツリーを飾るのは3年ぶり、平和を祈る声が多く聞かれた。ベツレヘムはパレスチナ暫定自治区のヨルダン川西岸にあり、イスラエルとパレスチナの衝突激化により観光業は衰え若者たちの大半は失業、イスラエルとハマスの武力衝突が追い打ちをかけた。ガザ地区ではこれまでに7万人を超える死者が出て戦闘が今も続く。トランプ大統領が主導する和平計画は非常に危ない状態にある。ヨルダン川西岸地区では今月イスラエル政府が11の新たな入植地を建設し、8つの無認可の入植拠点の合法化を承認した。パレスチナ側はこれに猛反発している。日本を含む14か国は、入植活動は国際法違反であり2国家解決の実現を損なうとしてイスラエルに撤回を要求している。9月に国連本部で開かれた首脳級会合でイギリス・フランスなど9か国がパレスチナ国家を新たに承認すると表明した。これまでに承認した国は国連加盟国の約8割にのぼる。アメリカは承認しておらず日本も今のところ慎重。ハマスに捉えられた人質の内、生存者は全員解放された。現在はトランプ大統領が示した和平計画の次の第2段階に移行しようというところ。国連安保理は先月このトランプ大統領主導の和平計画にお墨付きを与える決議を採択した。ガザ地区の当面の統治を監督する平和評議会の設置、国際安定化部隊がガザ地区の非軍事化を進める。パレスチナ自治政府の改革やガザ復興を進める中でパレスチナ国家樹立の可能性も模索するという内容。しかしハマスは武装解除には応じないとしており、イスラエルのネタニヤフ首相はハマスもパレスチナ自治政府も信用できないとして ガザ統治に関わらせることに反対している。ネタニヤフ首相は29日に訪米しトランプ大統領と首脳会談を行いパレスチナ問題だけでなくイランの核開発問題についても対応を協議したいとしている。
