次世代半導体の量産を目指すラピダスはきょう、半導体の設計支援を手がけるシンガポールのクエスト・グローバルと提携したと発表した。クエストグローバルは世界で2万人以上の半導体のエンジニアを抱えていて、世界の半導体企業の設計業務を支援している。ラピダスは半導体の生産受託をするためにクエストグローバルの豊富な顧客ネットワークを活用したい考え。クエストグローバル・プラブCEOはGoogleやApple、NVIDIAといった巨大テック企業の通称・マグニフィセントセブンも顧客だとしたうえで今回の提携を通じ、ラピダスへの生産受託につなげていきたい考えを示した。ラピダス・小池淳義社長は4月以降の次世代半導体の試作に向けて「順調に進んでいる」とアピールした。