新体操フェアリージャパン団体主将・鈴木歩佳は、2015年から日本代表を務め東京五輪に出場、団体ではパリ五輪で5大会連続出場を目指したが僅かな差で願いは叶わなかった。オリンピックの夢を絶たれ引退を覚悟したが、彼女の心を再び動かしたのもオリンピックだった。鈴木は「パリオリンピックもテレビでほぼ全部の競技を観戦して、一つのことを頑張るのがすごくカッコイイなとシンプルに思えて、もう一回代表でやると決めた」とコメント。決意を新たに出発したフェアリージャパンの注目は新プログラムでの使用曲。リボン5の新プログラムの楽曲は「島唄」。鈴木は「後半すごくのってくるし、フープボールとリボンで表情も全くガラッと変わるのですごく楽しく踊れる」とコメント。来年の世界選手権はリオデジャネイロで開催。そのサキドリポイントは「美術品に触れ感性を磨く!」。鈴木は競技に必要な感性を磨くため、メンバーと共に美術館でアートに触れていた。鈴木は「この2024年は悔しいこともうれしいこともいろんな感情を味わえた。自分たちが楽しんで踊ったら見ている方も私たちの演技を見て楽しんでくれるかなっていうのは思うので。そういう年にしたい」などコメント。ロサンゼルス五輪を目指すフェアリージャパンは、まず来年夏の世界選手権に挑む。