- 出演者
- 堤礼実 上中勇樹 松崎涼佳
オープニングの挨拶。
ホンダと日産は今年3月協業に向けた検討を始め、8月にはEVの部品の共通化などで合意していた。こうした中、両社は持ち株会社を設立した上でその傘下に入ることを視野に経営統合に向け検討していることがわかった。両社にとって、競争力の向上はEVや自動運転などの新たな分野で新興メーカーが力を伸ばす中急務となっている。日産は売り上げが振るわず、今年9月までの営業利益が前の年と比べて90%以上減っていて業績の立て直しが差し迫った課題になっている。一方ホンダも中国市場での販売で苦戦していて統合で巻き返しを図る狙いがあるとみられる。経営統合が実現すれば世界販売台数は700万台を超え、トヨタやフォルクスワーゲンに次ぐ世界第3位のグループが誕生する。両社のタッグで競争力を高める経営戦略を打ち出せるかが今後の焦点となりそう。
早稲田大学ビジネススクール教授・長内厚は「3社が技術を共有して、中でもホンダのハイブリッド技術を日産や三菱も使うようにすることが今後、統合のポイントになるかもしれない」とコメント。
東芝から半導体メモリ事業を独立する形で設立されたキオクシアホールディングスは今日東京証券取引所プライム市場に株式を上場。初値は売り出し価格の1455円をやや下回る1440円となったが、その後は買い注文が広がり初日の終値は1601円で時価総額にしておよそ8630億円となった。これは今年10月に上場した東京メトロに次いで今年2番目の大型上場となる。キオクシアの上場をめぐっては、2020年に半導体をめぐる米国と中国の摩擦に伴い事業環境の先行きに不透明感が出たとして上場を見送っていた。
NTTやKDDIなど通信大手が災害時の通信障害からの早期復旧に向け連携を強化する。NTTグループやKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの通信大手4社は能登半島地震の教訓を生かし大規模災害が起きた際に通信インフラを早期に復旧させるため連携を強化したと発表。4社は給油拠点や事業所の他復旧を行う作業員が宿泊する場所を共同で利用するとしている。またNTTとKDDIは保有する船舶から携帯電話の電波を飛ばす船上基地局を能登半島地震で運用したが他の2社も使えるようにする。今後災害発生に備えて訓練を行いさらなる連携強化を進めることにしている。
所得税がかかり始める年収103万円の壁の引き上げ幅について自民、公明両党は国民民主党に示した123万円のまま来年度の税制改正大綱に盛り込む方針。103万円の壁をめぐっては国民民主党は178万円への引き上げを譲らない構えだが、自民党は123万円の案を提示したままさらなる案を示さず昨日の3党の税制協議は物別れに終わった。自民党と公明党は今日、与党の税制協議を行ったが国民民主党には新たな額を示さずにあさってまとめる来年度の税制改正大綱では123万円への引き上げとする方針。一方、関係者によると与党が来年度の予算編成大綱で日本維新の会の要求を受け入れる形で教育無償化を求める声があることも念頭に、との文言を加えるなどとした案をまとめた。与党は明日維新と3党で教育無償化に関する協議の初会合を開く予定で国会審議での協力を取り付けたい考え。
東京・渋谷で開催されたサンロッカーズ渋谷主催のパブリックビューイング。チームの応援はもちろんだが、このイベントのもう一つのテーマがスポーツを通じたビジネスマッチング。今回は渋谷にゆかりのある中小企業など約18社から40人が参加。推しのチームが同じだからこそコミュニケーションも円滑に進むため、新たなビジネスの種が生まれることを目指している。さらにハーフタイムになると企業の垣根を越えたダーツ大会も開催された。去年から会員制のビジネスクラブを創設するなどスポーツを企業間交流のハブとして活用するサンロッカーズ渋谷流の新たな取り組み。今後もイベントを通じアウェイの試合での収益化や地域の活性化にもつなげていきたいとしている。
「Alternative Work Lab」所長・石倉秀明氏の解説。石倉氏は「スポーツチームが自らの存在を再定義してビジネスモデルを拡張する流れは多くある。背景にはスポーツビジネスの代表格であるプロ野球が変わってきたことが大きい。各球団がプロ野球の試合を何万人もの人が集まる場として考えて、それをどう有効活用するか本気で考えるようになった。またSNSによって現場の雰囲気をその場にいなくても発信できるようになったことも大きい」などと話した。
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かゆみや痛みを伴う発疹ができる帯状疱疹のワクチンについて、厚生労働省は来年4月から5年間、65歳以上を対象に費用を公費で補う定期接種化することを了承した。帯状疱疹は免疫力の低下に伴って発症し、50歳代から増え70歳代が最も多くなっている。定期接種では生ワクチンと組換えワクチンの2種類が用いられる。
開幕まであと2日に迫った全日本フィギュアスケート選手権。大会4連覇がかかる坂本花織を今年現役を引退した宇野昌磨さんが直撃。昨シーズン、全日本選手権世界選手権で前人未到のダブル3連覇を達成した絶対女王、坂本花織選手。今年はオリンピックに向けたプレシーズンとなるため、テーマ「CHANGE」を掲げている。今シーズン、フリーの構成を大きくチェンジ。これまで一本しか取り入れなかった高難度の3回転ルッツを2本に増やした。去年までの構成はノーミスが必須。今年は基礎点の底上げをすることで万が一ミスをしてもリカバリーが利く選択肢を増やせる構成に変更。磨きをかけているのは表現力。11月には今季世界最高得点の231.88を記録。今年の全日本にはグランプリファイナルに進出した5人が出場。世界トップレベルの戦いとなる。
スタジオトーク。堤礼実アナウンサーらが坂本花織選手のインタビューについてコメント。選手たちは明日全日本フィギュア選手権の前日練習に臨むという。
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青木宣親が来シーズンから球団のGM特別補佐に就任する。史上初となる2度のシーズン200安打など成し遂げてきた偉業と経験を今後はチームの戦力アップに還元する。
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サッカーなでしこジャパンが史上初となる外国人監督ニルス・ニールセン新監督の就任を発表した。これまでデンマークやスイスで女子の監督を務めワールドカップを経験。その後は、日本の司令塔長谷川唯が所属するマンチェスターシティのテクニカルダイレクターを務めていた。なでしこジャパンは2011年にワールドカップで優勝して以来直近の国際大会ではベスト8止まりと低迷。
新体操フェアリージャパン団体主将・鈴木歩佳は、2015年から日本代表を務め東京五輪に出場、団体ではパリ五輪で5大会連続出場を目指したが僅かな差で願いは叶わなかった。オリンピックの夢を絶たれ引退を覚悟したが、彼女の心を再び動かしたのもオリンピックだった。鈴木は「パリオリンピックもテレビでほぼ全部の競技を観戦して、一つのことを頑張るのがすごくカッコイイなとシンプルに思えて、もう一回代表でやると決めた」とコメント。決意を新たに出発したフェアリージャパンの注目は新プログラムでの使用曲。リボン5の新プログラムの楽曲は「島唄」。鈴木は「後半すごくのってくるし、フープボールとリボンで表情も全くガラッと変わるのですごく楽しく踊れる」とコメント。来年の世界選手権はリオデジャネイロで開催。そのサキドリポイントは「美術品に触れ感性を磨く!」。鈴木は競技に必要な感性を磨くため、メンバーと共に美術館でアートに触れていた。鈴木は「この2024年は悔しいこともうれしいこともいろんな感情を味わえた。自分たちが楽しんで踊ったら見ている方も私たちの演技を見て楽しんでくれるかなっていうのは思うので。そういう年にしたい」などコメント。ロサンゼルス五輪を目指すフェアリージャパンは、まず来年夏の世界選手権に挑む。
木曜日の全国の気象情報を伝えた。
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