- 出演者
- 榎並大二郎 萱野稔人 堤礼実 今湊敬樹 石倉秀明
オープニング映像。
オープニングの挨拶。
物価高対策などを盛り込んだ今年度の補正予算が午後の参議院本会議で成立した。補正予算案が午後、参議院本会議で採決が行われ、自民党、公明党の与党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決・成立した。衆議院で与党は過半数を割る議席となったことで、立憲民主党の修正要望を与党が受け入れるなど異例の対応もみられた。また国民民主党に対しては「103万円の壁」の協議で要求に応じ、賛成を取り付けた。補正予算は一般会計の総額約13兆9000億円で、電気・ガス・ガソリン代の補助や住民税非課税世帯への給付金などの物価高対策の他、能登半島の復旧・復興費などが盛り込まれている。
津田塾大学教授によるスタジオ解説。補正予算が成立したが、規模は前年度を上回った。予算規模が膨らんだ背景には物価高で苦しんでいる国民に手厚く分配することで内閣への支持率を高めたいという総理の思惑があると指摘。しかし、そのような手法がこれからの時代に通用するのかは改めて考える必要があるとも指摘。国民に手厚く分配するにはその原資となる税金や社会保険料をたくさん徴収することにつながる。手厚く分配するためにたくさん集めることを続けていると現役世代の負担ばかりが重くなるという懸念がある。今回の目玉として非課税世帯に3万円支給があるが、非課税世帯の3分の2は70歳以上の世帯。現役世代の負担の重さは彼らの疲弊につながり、消費の抑制から経済の停滞につながり、さらに少子化にも拍車をかける可能性もあるなどと指摘した。対策として現役世代の負担を減らすため彼らの手取りを増やすことが大切だという。そのためには手厚く分配するためにたくさん集めるという政治からの脱却が必要だとした。
石破総理大臣は今夜、自民・公明両党と国民民主党の「103万円の壁」引き上げをめぐる3党の税制協議が決裂したことを受け、引き続き協議を行うよう促した。石破総理は3党の税制協議が物別れに終わったものの「対応には誠意を持って臨みたい」と述べた。午前に行われた3党の税制調査会の協議で、自民・公明両党は先週示した「123万円」までの引き上げ以上の案の提示はせず「交渉余地のある領域を教えてほしい」と求めた。これに対し国民民主党側は「新たな提案がないのであれば協議はできない」として話し合いは決裂した。会談後、自民党・宮沢税調会長は「互いの妥協点の有無を短時間のうちに相談したい」と述べた一方、国民民主党・古川税調会長は「新たな提案はなかった。実務者レベルでは打ち切りと通告した」と与党の対応に厳しい姿勢を示した。
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は米国のトランプ次期大統領と会見を行い、4年間で15兆円余りの投資を行うと発表した。孫氏は16日、トランプ氏とフロリダ州のマール・ア・ラーゴで会談し、今後4年間で1000億ドル(日本円で15兆円余り)投資すると表明した。具体的にはAIを開発するデータセンターの建設をはじめとしたAI戦略を米国国内で進めるとしている。投資期間は第2次トランプ政権が終了する2029年までで、AIに関連するインフラの整備に重点を置き、米国国内で10万人の雇用創出を目指す。
Alternative Work Lab石倉氏の解説。今回の大型投資を受けて、石倉氏は孫氏もトランプ氏もさすがトップビジネスパーソンだとコメント2016年のトランプ政権時にもソフトバンクは5兆円の投資と5000人の雇用を約束しており、ウーバーなどに投資をし、雇用の約束も果たしているから、今回も改めて早い時期に会い、雇用をコミットメントできる関係性になっていると指摘。一度成功した取引をさらに拡大させメリットを享受しようとするのはビジネスパーソンそのものだとした。
経済産業省はきょう有識者会議を開き、新たなエネルギー基本計画の政府案を提示した。資源エネルギー庁・村瀬長官は「再エネや原子力、(この二項対立を越えて、)ともに最大限活用することが重要である」など述べた。案では2040年度の電源構成について、再生可能なエネルギーを4割から〜5割、原子力発電を2割、火力を3〜4割とする方針。また原子力発電を巡っては、これまでの「可能な限り依存度を低減する」との文言を「特定の電源や燃料源に過度に依存しない」に改めるとしている。
いよいよ忘年会シーズン。この年末、職場で忘年会があるという人は73.6%。転職サービスなどのパーソルキャリアが運営するJob総研が社会人440人に行った「2024年 忘年会意識調査」。今年、職場の忘年会に「参加したい」と答えた人は54.1%。年代別では20代が68.8%で最多。また、対面での飲み会の必要性を感じる人に理由を聞くと「信頼関係が築きやすい62.6%」「相互理解しやすい54.0%」、「次回、声を掛けやすくなる42.2%」など。一方、必要性を感じなくなった人の理由は「時間を家族や趣味に使いたい44.1%」がトップ、「費用の負担がなくなる43.7%」、「対面の気遣いが負担34.9%」が続いている。
忘年会の幹事について深掘り。ネットで様々な情報を提供しているオズモールの調査。「大人数の宴会の幹事をやってみたいか」という質問に対して、9割近い人が「いいえ」というふうに答えている。その理由について半分以上の人は「面倒だから」「時間がない」「自信がない」というふうに答えが並んだ。2人に1人(45.1%)が幹事経験者で、経緯は1「周囲から依頼された」、2「自分が企画」、3「持ち回りや順番制」。幹事に聞く:忘年会に「参加しやすい」工夫。1「費用は会社負担36%」、2「時期を早める33.3%」、3「2次会なし31.4%」。
経団連の十倉会長は来年5月に任期を迎える自身の後任として、日本生命保険の筒井義信会長を起用する方針を明らかにした。「公平公正で持続可能な社会を目指して経団連活動を推進いただける方という観点」から選んだと強調した。経団連の会長は製造業からの起用が通例で、金融機関からの起用は初めて。
全日本フィギュアスケート選手権が今週金曜日に開幕する。去年の全日本フィギュアで圧巻の演技を見せた三浦佳生。四大陸選手権では、17歳8か月で史上最年少優勝を果たした。その年の世界ジュニア選手権で、日本人としては宇野昌磨以来8年ぶりの優勝を果たした。宇野昌磨は、三浦について、スピード感やジャンプのダイナミックさは一番目を引くポイントだとした。今季はここまで、けがの影響などもあり、思うような演技ができず、苦しいシーズンとなっている。北京五輪銀メダリストの鍵山優真について、三浦は、鍵山優真と争えるくらいの気持ちで頑張りたい、全日本で下剋上という感じでやるしかないなどと話した。宇野昌磨は、三浦は、爆発力で言えば世界の表彰台に上がれる可能性を秘めている選手だなどとした。三浦は11月のNHK杯で、ショートで100点超えの演技を見せた。あすは、坂本花織と宇野昌磨のスペシャル対談を放送する。
「全日本フィギュアスケート選手権2024」の番組宣伝。
国内女子ゴルフツアーの年間表彰式が行われた。最優秀選手には、年間女王の竹田麗央が選ばれた。今季8勝をあげ、史上最高額となる賞金2億6573万16円を獲得。竹田は、来年から海外ツアーに行くからその経費にあてたいなどと話した。今季限りでツアー第一線を退く上田桃子には、特別功労賞が贈られた。上田桃子は、ゴルフのことを考えないのが非日常的で、そわそわしているなどと話した。
東京オリンピック女子個人種目で日本人初の金メダルを獲得した体操の村上茉愛が指導者として初めて合宿に参加した。史上最年少の強化本部長は、ロス五輪でのメダル獲得を誓う。村上茉愛は、ロス五輪もそうだし、ブリスベン五輪でも、団体でメダルをとることが日本チームの目標、そこに向けて走り続けたいなどとした。
パリ五輪で金メダルを獲得したスケートボード・堀米雄斗。活動の拠点・ロサンゼルスで、石川佳純が取材。4年後のロス五輪で競技会場となる予定地を訪れた。堀米雄斗は、小さい頃からアメリカでプロになることだけを夢見て滑ってきた、ロサンゼルスで開催されることが自分のモチベーションにもつながっている、金メダルだけを狙うなどと話した。
巨人から海外FA権を行使してMLB移籍を目指していた菅野智之がオリオールズと契約を合意した。1年契約で年俸は1300万ドル(約20億円)。ソフトバンクから国内FAを行使した甲斐拓也は巨人と契約合意。育成から支配下を勝ち取り、ゴールデングラブも7度受賞。新天地での背番号は阿部監督が現役時代に背負った10番に決定。
楽天を自由契約となった田中将大については巨人入りとの報道も見られると紹介された。
闇バイトによる強盗事件が相次いでいることを受け、政府は仮想身分捜査などを盛り込んだ緊急対策を取りまとめた。犯罪対策閣僚会議で決定された緊急対策は、捜査員が架空の身分証を使って応募する仮想身分捜査について、ガイドラインを明確化した上で早期に実施することが盛り込まれた。さらに、多くの闇バイトが行われているXなどのSNSで本人確認を強化するよう事業者に要請するとしている。