台湾と向かい合う中国・福建省のアモイでは台湾の若者に向けた起業支援活動が行われている。台湾の若者と中国の若者が共同で台湾を思わせる夜市を週末には開いていて、台湾出身の葉宗詰さんは地元の人と台湾の人が文化を知り合う場所として機能している。葉さんはコロナ禍の2021年に台湾の友人から台湾出身者は優遇を受けられるとの話を聞いて、中国を新天地としている。アパートや事務所への補助金に加え起業支援もあるといい、最大で300万円が支給されるという。葉さんは支援の手厚さから中国の印象は変わったと振り返り、ここに定住し影響力を持つ人物になりたいと話す様子を見せている。台湾青年基地という施設では台湾の若者が支援金を申請するためのサポートや、実績のある起業家による講義などのサービスを受けられると言い、ライブコマースなどインフルエンサー関連の事業の支援も受けられるが、これまでに200人以上の台湾出身者が支援を受けて起業したという。