大槻さんは「きょう発表のCPIによりFEDの利下げの回数の予想がどう変わるか。PPIを見る限りはちょっと高めの予想をせざるを得ないと思うが、物価上昇が止まりづらい中、昨晩出たデータで2つ気になることがある。1つは中小企業楽観視数ですが、相当厳しい状態で、銀行の貸出態度が微妙に厳しくなりつつある中、弱いデータを示している中小企業は景気が悪化すれば最小に影響が出るところなので景況感が気になる。2つ目は同じくきのう出た個人の借り入れの延滞率。1-3月のデータを見てみると、全部の借り入れが過去最大に膨らむ中、特に深刻な90日以上の延滞に陥った方の比率が特に若年層でリーマンショック以降最大・最悪になっている。クレジットカードも同様だが、企業や個人の金融環境の悪化がこのデータと物価上昇の泣き別れ的なデータ解釈が難しくなるんじゃないかと思う」などと話した。
池田さんはパウエル議長の発言について「最近特に1月以降のインフレ指標については思ったより改善、落ち着いてきていないことは素直に認めつつ、先行きについては楽観的な見方を変えていない。逆に言うと、マーケットも『パウエルさんが言うんだから大丈夫じゃないか』ということで油断している可能性は要注意かもしれない。今回市場予想がコアの前日比でプラス0.3%と前回より少し下がるというマーケット予想だが、これが0.4になった場合にどうなるかというと、油断している分少し一時的に株安という反応が大きくなってもおかしくない。ただ、一方で最近出てきた企業決算が堅調なものが非常に多かったので、そうすると押し目買いのチャンスじゃないかということでそれなりに底堅い展開ということで、一週間単位でいうと大崩れはしないんじゃないかと思う」などと話した。
池田さんはパウエル議長の発言について「最近特に1月以降のインフレ指標については思ったより改善、落ち着いてきていないことは素直に認めつつ、先行きについては楽観的な見方を変えていない。逆に言うと、マーケットも『パウエルさんが言うんだから大丈夫じゃないか』ということで油断している可能性は要注意かもしれない。今回市場予想がコアの前日比でプラス0.3%と前回より少し下がるというマーケット予想だが、これが0.4になった場合にどうなるかというと、油断している分少し一時的に株安という反応が大きくなってもおかしくない。ただ、一方で最近出てきた企業決算が堅調なものが非常に多かったので、そうすると押し目買いのチャンスじゃないかということでそれなりに底堅い展開ということで、一週間単位でいうと大崩れはしないんじゃないかと思う」などと話した。