反政府勢力を主導したシリア解放機構のアハマド・シャラア指導者が先月、暫定政権の大統領に就任した。そして、暫定大統領として初めての外国訪問でサウジアラビアに次いでトルコを訪問し首都・アンカラでエルドアン大統領と会談した。ロイター通信は関係筋の話として、シリアのシャラア暫定大統領とトルコのエルドアン大統領との4日の会談の内容について、両大統領は今後の経済関係をはじめ、シリア国内にトルコの軍事基地を設置することやシリア国軍の訓練を含む相互防衛協定について話し合う可能性が高いしている。さらに関係者の話として、シリアはトルコに自国の領空防衛を認める可能性がある他、トルコもシリア北東で活動するクルド人戦闘員へのメッセージとしてシリア国内に基地を設けることを希望しているとしている。