ゲームクリエイターにコピーライターとマルチに活躍する糸井重里は沢田研二の「TOKIO」を手がけた。80年1月1日にリリースされ、日付が変わると同時にテレビで初披露された。糸井はド派手な衣装に驚いたという。作詞の際、絵を思い浮かべていったといい、糸井は漫画家を志していたことを明かした。また、コピーライターとしての仕事から、短い言葉で区切っても通じるように意識したという。子どもたちに向け、糸井は「夜に見る夢にルールないじゃないですか。歌を作るのってなんでもありなんだよ」と伝えた。さらに賑々しい東京の中に儚さ、さびしさがあることも歌詞に盛り込んでいる。糸井は「友達が歌ってくれたりすると嬉しい。そう思ってつくっている気がする」などと述懐した。