ラオスを訪れている中谷防衛大臣は米国のオースティン国防長官、オーストラリアのコンロイ国防産業相、フィリピンのテオドロ国防相、それに韓国のキムヨンヒョン国防相と会談した。この中で中谷大臣ら5か国の閣僚は、中国が日本周辺で軍事活動を活発化させたり、フィリピンと領有権をめぐって対立を深めたりしている状況の中では国際法と各国の主権が尊重されることが重要だとして、自由で開かれた安全なインド太平洋の実現に向けて、ともに取り組んでいくことで一致した。その上で多国間の緊密な協力が必要だとして、防衛協力を強化していくことを確認した。