大谷翔平選手は9日、ドジャースと10年総額7億ドル(約1,015億円)で契約することを発表した。アメリカのメディアによると今回の契約は「年俸の一部を繰り越して後払いにする」もので、単純計算で約7,000万ドルとなる年俸を抑えられるようになっているとしている。ドジャースの年俸総額は贅沢税の支払いを課せられる基準額の2億3,700万ドルを超えると予想されているが、大谷選手の年俸をある程度抑えることで選手補強などに資金を回すことができるという。アメリカメディアは「今週半ばに正式な契約を結び記者会見が開かれる見込み」としており、異例の契約について具体的な説明があるか注目される。日本ハム時代に大谷選手を支えた栗山英樹さんは「ファイターズから5年で旅立った翔平がメジャーリーグでの6年間でこれだけの評価を受けたということは本当に嬉しかった。これで終わりではなく、またここからが勝負だと思います」とコメントしている。