1点を追うドジャースは5回、大谷が打球速度およそ173キロの強烈な今季初ヒットをライト前に放つ。続くエドマンの同点タイムリーなどで、この回、一挙3得点を奪ったドジャースが逆転に成功。ドジャース先発の山本は、5回を投げて1失点・4奪三振の好投。ベンチに戻った山本は大谷とハイタッチ。山本のピッチングについて、鈴木福さんは「ストレートでどんどん攻めて、変化球も切れていた。コーナーを突いたコントロール、落ちるフォークが最高でした」とコメント。一方、ここまでノーヒットのカブス・鈴木誠也は8回、ランナー2塁のチャンスで迎えた第4打席、惜しくもサードライナーに倒れ、4打数・ノーヒットに終わる。試合は、ドジャースがリードを奪ったまま9回を迎え、大谷が最後の打席に立つ。5球目、大谷は片手でライト線を破るツーベースヒットを放ち、この試合は5打数・2安打。打球速度およそ173キロの大谷のバッティングについて、福さんは「着地してからの加速度がすごい。大谷選手の打球速度はメジャー屈指。今年もいくらでも、そういう打球を見せてくれる」とコメント。ドジャースが注目の開幕戦を制し、山本は日本投手4人目となるメジャー開幕戦勝利。試合後、山本は「本当に最高の気持ちです。皆さんの声援が力になりました。最後まで全力を出し切れてよかった」と語った。ドジャース4−1カブス。