5日、アメリカのトランプ政権は治安対策などを理由にカリフォルニア州の州兵を隣のオレゴン州に派遣することを明らかにした。トランプ大統領はロサンゼルスやワシントンなどに州兵を展開し、その動きを他州にも広げている。これに対し州兵の派遣の一時差止めを命じる司法判断が相次いでおり、オレゴン州への派遣も一時差止めを命じられている。また、オレゴン州の知事は「軍事介入は必要ない、ポートランドで暴動は起きてない」と述べるなど、州兵が派遣される地元の知事や市長はトランプ政権の一方的な対応に反発し、政権との対立が鮮明になっている。