今月8日までに停戦に応じなければロシアに追加制裁を課す考えを示していたトランプ大統領。今回の首脳会談について明海大学の小谷哲男教授は、交渉を通じてプーチン大統領の本音をさぐることを目指している、ウィットコフ特使はおそらくプーチン大統領のメッセージをかなり好意的に受け取ってそのままトランプ大統領に直接伝えた、その後ホワイトハウス内やゼレンスキー大統領を含めたヨーロッパ各国首脳との話し合いの中でそう簡単にいく話ではないと気付いたと話した。プーチン大統領はトランプ氏の仲介努力を高く評価し、今後の核軍縮を巡る合意にも前向きな姿勢を示している。小谷哲男教授は、プーチン大統領の狙い通りにトランプ大統領が動く可能性は高くないが、トランプ大統領がプーチン大統領を信用してウクライナを犠牲にする形で話をまとめ上げる可能性もわずかだが残っていると話した。また、ゼレンスキー大統領を交えた会談はプーチン大統領としては受け入れることが難しい、東部で戦線が拡大しているのでロシアが有利な立場に立てるまで時間稼ぎをしたいとしている。