ウクライナ軍はロシア軍との激しい戦闘が続いていた東部ドネツク州の拠点から撤退すると発表した。ロシア軍はドネツク州全域の掌握を目指し更に攻勢を強めるとみられる。ウクライナ軍は2日東部の防衛拠点・ブフレダルからの部隊の撤退を許可。ブフレダルは物流の拠点でロシア軍がこれまで何度も大規模攻撃を仕掛けている。プーチン大統領は2日、刑事事件で罪に問われている被告が軍に入隊すれば、刑事責任を免除する法律に署名した。これまでも服役中の受刑者が入隊した際、恩赦される法律が整備されていたが、この対象を有罪が確定する前の被告に拡大した。プーチン政権は国民の不満が強い動員を避けていて、今回の法改正も兵士をより集めやすくする措置だとみられる。