アメリカ大統領選に向けた共和党の候補者選びの初戦でトランプ氏が圧倒的に勝利した。アイオワ州の党員集会では、トランプ氏が51パーセント、デサンティス氏が21パーセント、ヘイリー氏が19パーセントの票を獲得。「国境を封鎖しなければならない。われわれは侵略されている」、「アメリカファーストだ」、「ふたたび国を偉大にする」などと主張しているトランプ前大統領。トランプ前大統領は、2020年大統領選の結果を覆そうとしたり、機密文書を持ち出したりなどの罪で刑事訴追されている。それでも、トランプ前大統領は強さを見せている。トランプ氏の強さの源は、政治の現状に不満を持つ人々の存在だという。多くの支援者は草の根レベルの支援を続けている。共和党支持層の3割がトランプ氏の岩盤支持層とみられていきたが、今回50パーセントという圧倒的な得票を確保したことで、指示の広がりが証明された格好だ。候補者の絞り込みは、6月にかけて全米の各州で行われる。民主党はバイデン大統領の指名がほぼ確実とみられる。