日本では政策金利が-0.1%のままとなっているが、アメリカでは上限5.5%と高い状態が続き、住宅市場では30年もの固定のローンは7.03%という状況から購入の手がつかない住宅も多いという。これは約5000万円をローンで返済すると月々に40万円弱を支払い、30年で総額約1億2000万円を支払う事となる。住宅ローン金利の高騰から新築の家を購入する人が減少し、古い家を売る人が減ることに繋がったことで、中古住宅の供給も減少し、供給不足から住宅価格全体の高騰につながっている。高金利によって物価上昇は落ち着きを見せているが、副作用から住宅市場が苦境に立たされている。