トランプ前大統領とのテレビ討論会で言葉に詰まるなど精彩を欠いたバイデン大統領。バイデン大統領は「直前に何度か世界を旅することを自分が決めた。スタッフの言う事を聞かなかった。そしてステージで寝そうになった」。バイデン大統領は先月フランスを訪問したりイタリアのG7サミットに参加したりするなど長距離の移動が多く、一連の外遊が討論会に影響を与えたと弁明。ホワイトハウスでは記者から健康不安への厳しい質問が相次ぐ。ジャンピエール報道官は「ついていない夜だったことは我々もわかっている」。アルツハイマーや認知症ではないか?「答えはいいえです。相手の方にも同じ質問をしてください」。バイデン氏は風邪をひいて声がかすれていたが認知機能の衰えの懸念はないと断言。バイデン大統領がこれまで同様、前例のない成果をもたらし続けられると信じていると強調。CNNテレビ世論調査。民主党に勝利をもたらす可能性がより高いのは?バイデン大統領は25%、それ以外の候補は75%。米国・民主党・ドゲット下院議員はバイデン氏に大統領選からの撤退を要求するなど逆風が吹いている。トランプ氏には追い風の動き。トランプ氏の不倫口止め裁判ではニューヨーク州地裁の判事は2日、量刑の言い渡しを約2か月延期し9月に実施すると発表。米国連邦最高裁が大統領としての公務には「一定の免責特権が認められる」との判断を出す。量刑の言い渡し時期にも影響か。トランプ氏の他の裁判にも大きな影響を及ぼすとみられる。