16日、日本との関税を巡る交渉の場に参加したトランプ大統領。17日にはメローニ首相との会談に臨んだ。日本やEUとの交渉に自信を見せる一方、貿易摩擦が激しくなっている中国についても、中国とも全ての国友合意できることで、交渉をの進展に期待感を示した。今月3日に発動した25%の自動車関税。アメリカの販売店では、今後の値上げを予想する客の駆け込み需要で売上が20%ほど増えているという。国内で関税引き上げの影響が出始める中、トランプ大統領は17日、イタリアのメローニ首相と会談。EUとの関税措置を巡る交渉について、相互関税を停止している90日間の間に取引出来ると強調。一方、トランプ政権に145%の関税を課された中国。中国側も追加で125%まで引き上げるなど、貿易摩擦が激しくなってる。東南アジアを歴訪中の習近平首席は、最後の訪問国カンボジアでフン・マネット首相と会談。地域としてアメリカを上回る貿易相手のASEAN各国との協力関係を深めることで、トランプ政権でトランプ政権に対抗していく姿勢を示した形。17日、記者団から「習主席との直接交渉は行われたか」と問われたトランプ大統領は「ここで言うべきではない」とした一方で、彼らから何度か連絡を取ってきているとはいえる」と述べ、中国との間で交渉が進んでいるとの認識を示した。