米ロ首脳会談について。ロシアによるウクライナ侵攻が始まった初めてトランプ大統領とプーチン大統領が対面で会談した。2人は大統領専用車に一緒に乗り込んだ。「平和を求めて」と書かれた会場に到着。会談の冒頭撮影に臨むと記者からは「停戦に応じるのか?」など問われプーチン氏は顔をしかめた。3年半に及ぶウクライナ侵攻で初となる米ロ首脳会談。トランプ氏は先月、8月8日までに停戦合意をしなければロシアに対し制裁を科すと発表、ロシアの原油を輸入する国などに100%の関税を課すとした。制裁発動期限の直前、急転直下で首脳会談が決定した。会談後共同会見が行われ、トランプ氏は「合意に達する可能性は非常に高い」などと述べたが具体的には明かさなかった。プーチン氏は仮定の話でトランプ氏を持ち上げる一方、現実の停戦に関する条件を巡っては「危機の『根本原因』を取り除かなければならない」などと従来の要求を突き付けた。記者からの質問に答えないまま会見は終了。その後、FOXニュースのインタビューに応じ、会談について「10点満点」としたうえで「ゼレンスキー氏次第だ」などと話した。18日にワシントンでゼレンスキー大統領と会談することを発表した。
