激戦州の中でも勝敗を左右すると言われるのがペンシルベニア州。経済対策を全面に打ち出そうとするトランプ氏に対し気候変動対策こそ重要だとするハリス氏。全米の環境団体が相次ぎ州に入りハリス氏支持を訴えている。州で最大規模の共和党支部、この日は60人の大学生ボランティアが集まった。“天然ガス・石油の増産によりエネルギーコストを下げインフレを抑え込む”と主張する共和党のトランプ前大統領。今も国民の多くが物価高に苦しむ中トランプ氏の訴えは浸透していると、共和党支部・サムデマルコ代表は感じている。共和党の活動を資金面などで支えるのが天然ガス業界。シェールガス採掘会社経営者・ダンドイル氏はバイデン・ハリス陣営がエネルギー価格の高騰を招いていると批判している。一方民主党陣営。ハリス氏を支援するのは環境団体。気候変動対策に否定的なトランプ氏の当選をなんとしても阻止しようと全米から相次ぎ駆け付けている。環境団体のメンバーは投票先を決めていない有権者への働きかけを強めている。また若者中心の環境団体も“自分たちの未来を決める選挙”だとして、強い危機感をもって選挙運動に取り組んでいる。