大手銀行が来月の住宅ローン金利を発表した。10月からの住宅ローン最優遇金利は、変動金利が三菱UFJ銀行は0.345%、三井住友銀行は0.625%、みずほ銀行は0.375%、りそな銀行0.49%、三井住友信託銀行は0.48%で、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は据え置くがその他は引き上げる。引き上げるのは17年ぶりになる。7月に日銀が政策金利を引き上げたことで大手銀行は短期プライムレートを引き上げた。短期プライムレートに連動して住宅ローンの基準金利が上昇した。基準金利から優遇幅を引いたものが“適用金利”となり、優遇幅をどれくらいにするかが各銀行の戦略になる。住宅ローン比較サイト「モゲチェック」運営・塩澤崇COOは「年末か年始に日銀がもう1回利上げするのではないかと言われているので緩やかな変動金利の上昇が起きるだろう」と話す。