市川さんの日経平均予想レンジは33,350円~33,650円。円安が進んでいるため、リスク関連の銘柄に物色が広がれば、日経平均は比較的底堅い動きが見込まれるとした。注目ポイントは「日本株を見通す上で重要な3つの材料」で、企業業績と企業改革、賃金を挙げた。市川さんは「日経平均は10月にダブルボトムを形成し、11月にネックラインを突破したため、株高シグナルが点灯している。ダブルボトムとネックラインの値幅は約2000円なので、これをネックラインの水準に加えた34,500円台が上値のめどとなる。あくまでテクニカル分析による一つの目安だが、企業改革と賃上げに関する好材料が加われば年度内の到達はそれほど難しくないと思う」と話した。