長期金利の指標となる利付国債10年の金利が1.075%になった。日銀の国債買い入れ減額があった。三井住友DSアセットマネジメントの市川氏によると前日にアメリカの長期金利が上昇していたことと日銀の国債買い入れ減額が主な要因だという。10年もの国債の利回りは住宅ローンの固定金利や企業への貸出金利の基準となる。日銀の金融政策は現在、異次元緩和からの出口にあり、長期金利は適正な水準を探っている状況だと市川氏は指摘。そのため長期金利は上昇しやすくなっているが、日銀に急速な金融引き締めを行う意図はないと思われ、長期金利が急騰する恐れは小さいとみていると見解を示した。