伊藤忠商事・石井社長の経歴紹介。2024年3月期の業績は売上高、営業利益、純利益ともに前年比プラス。国内5大商社の業績比較。伊藤忠商事は売上高で三菱商事に次いで2位、純利益では三井物産がトップ、伊藤忠商事は三菱商事に次いで3位。伊藤忠商事は8つのカンパニーで構成されている。繊維を今本社で抱えているのは伊藤忠だけ。セグメント別純利益(2024年3月期)非資源が75%、資源が25%。連結対象会社の一部を紹介。伊藤忠商事は1858年創業、麻布の行商が原点→マーケットイン発想(消費者のニーズや変化を先回りして察知し求めるものを提供)。経営方針は利は川下にあり。海外事業については現在特に北米で様々な領域の事業展開を加速化している。伊藤忠は日中国交回復前から初の日中友好商社として認定された歴史があり、当時から日中取引のリーダー的存在、特に中国に強い商社ではないかと思っている。世界各国にとって存在感のある重要なマーケットとなっていると認識しているという。伊藤忠商事の2024年度の経営計画は純利益8800億円、ROE16%(2024年3月期15.6%)、投資額1兆円上限。これまでの3か年中計から長期の経営方針と単年度計画にした。成長投資に大きく舵を切る。石井社長は「成長分野は国などの枠を定めずに既存の業容の拡大、新規領域の進出など収益基盤を強くするための投資を積極的にまた規模感のある投資をしていきたい。過去14年の成長は年平均13%の実績がある」などと話した。