- 出演者
- 矢内雄一郎 片渕茜 平出真有 中原みなみ 加藤出 山本雅文 岡忠志
オープニング映像。
今週は日米の中央銀行が金融政策を決める会合を開く、などと伝えた。
株と為替の値動きを伝えた。
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3月のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値は57.9前月から6.8ポイント低下した。3カ月連続で赤字。市場予想を下回った。また、1年先の期待インフレ率は4.9%と前月から上昇している。調査担当者は政権の経済政策が頻繁に変わることを受け、消費者が将来の計画を立てることが非常に難しくなっていると指摘している。
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- ミシガン大学消費者信頼感指数
アメリカのラトニック商務長官は14日、トランプ政権が来月2日に計画する自動車への関税強化について日本は対象から除外されないとの見方を示した。FOXビジネスとのインタビューで述べたもので、「どこかの国の車に関税を課すなら全ての国に関税をかけなければならない」とし、「それが公平だ」と説明した。ラトニック氏は「日本が韓国やドイツなど他の国よりも不当に有利になるようなことはしない」とも語った。
G7の外相は14日、カナダ東部・シャルルボワで開いた会合で共同声明を採択し、ウクライナに侵攻するロシアに対し「停戦に合意し完全に履行するよう要求する」と明記した。また、停戦合意を拒否した場合、さらなる制裁やウクライナへの追加支援を実施することも話し合ったとしてロシアに圧力をかけた。
2017年に創業した「イカロス・ブリューイング」。主力のクラフトビールは地元のバーや酒屋など400店舗に出荷。従業員約30人で製造や販売にあたっている。製造ラインの責任者をつとめるカーティスさんたちはこれまで数百種類の商品を開発。ヒット商品にもめぐまれ事業に自信を深めているという。去年の夏には生産拡大のために工場をより広い敷地に移転。ドイツから最新鋭の機械を導入するなど将来への投資を続けてきたが、先月、トランプ大統領が鉄鋼・アルミへの関税を発表すると状況は一変した。国内で消費するアルミの半分近くを輸入に頼るアメリカにはすでに値上げの波が来ていて、カーティスさんの会社ではコスト削減策の検討を始めている。発酵用のタンクはステンレス製で、追加購入しずらく、会社の経営計画に“狂い”が生じている。関税政策などの見通しが不透明ななか、中小企業を対象にしたある調査では経済の先行き不安を示す指数が大幅に上昇。過去の大統領選やコロナ禍を超える水準となっている。現在、カーティスさんたちが販売するクラフトビールは4本セットで平均2200円ほど。すでに大手メーカーより高めの価格だが今後も高い関税が続けば10%以上値上げする可能性もあると話す。
みずほ証券の山本さんは3月の「ミシガン大学消費者信頼感指数」について「今回は前回よりさらに上がった一方で景況感は悪化していて『スタグフレーション』圏的な状況になっている。スタグフレーションのときは景気が低迷しているがインフレが加速しているというところで、経済政策面から非常に難しくなる。そういうときにはその国の通貨は売られるということでドル安圧力がかかりやすくなる。トランプ関税がインフレ期待を高める一方、景況感を悪化させているので、トランプ関税を撤廃するのが一番いいと思うが、なかなか難しい感じはする。減税で景気が支えられるのがいいが、一方で減税によってインフレ期待がさらに高まってしまうリスクもあるので、経済政策は非常に難しい。」などと述べた。
為替の値動きを伝えた。
みずほ証券の山本雅文さんさんのドル円予想レンジは148.00円~149.50円。山本さんは「構日本からの構造的な資金流出に伴う円売りがあると、円安が続くという見方が流行していましたが、年初では円売りフローでも円高傾向が続いています。構造的な円売りフローというのは景気などに左右されない一方向の円売りで、いずれもドル円との連動性は低いです。国際収支に表れない日米10年金利差などが圧倒的に大きく、貿易赤字は2023年以降かなり縮小したのですが、円安傾向が続いてきています。アメリカの2年金利4%は、年内の利下げ2回をほぼ織り込んだ数字で、ドル円は短期的に152円程度に反発する余地があると示していると見ています」などと話した。
10年国債の値動きを伝えた。
松井証券の窪田朋一郎さんの日経平均予想レンジは3万6900円~3万7600円。窪田さんは「新NISA開始から1年3か月が経過し、個人投資家の間で、特にS&P500に連動した投資信託が注目を集めましたが、トランプ政権の政策により調整局面入りしたことで、積立NISAは試練の時を迎えています。新NISA開始以降の月初積立での損益率の推移を見てみると、S&P500の場合はプラマイゼロにまで低下しています。積立投資は継続性が極めて重要で、現在の基準価格下落は今後の買い付けにおける平均単価の低下を意味します。したがって、次の上昇相場で利益率が大きく改善する可能性が期待できます」などと話した。
アメリカ国務省は15日、アメリカのルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相が電話で会談したと発表。アメリカが提案したロシアとウクライナの一時停戦案をめぐっても協議したものとみられる。サウジアラビアで先月開かれた協議を踏まえ、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた和平交渉の「次の段階」について意見交換したという。両者は2国間の意思疎通再開への取り組みを継続することで一致した。アメリカのウィットコフ中東担当特使は、16日尾CNNテレビのインタビューで、アメリカ・トランプ大統領とロシアのプーチン大統領が今週にも電話会談するとの見通しを示した。アメリカが提示した一時停戦案は、ロシアが受け入れに否定的だったが、ロシアが侵攻を続けるウクライナの停戦について協議するものとみられる。
加藤さんは「小売売上高は、前回1月の数字は特殊要因が重なって顕著に悪化した面があり、今回は改善すると思います。関税による価格引き上げ前の駆け込み需要も少しは出てくる可能性もあると思います。今週のFOMCで、FRBのパウエル議長は、利下げ再開に関してはっきりは示唆しないスタンスを見せるのでは」、山本さんは「アメリカと中国の名目小売売上高を並べると、l一時期は中国がアメリカを超えるのではないかとの話が出ましたが、コロナ後は停滞し、むしろ差が拡大しています。中国に関しては、この景気見通しが悪いですね、消費に関しては停滞が続いてしまうリスクが高いのかなと思います。これから刺激策が出てこないと成長率5%達成は難しいと思います」などと話した。
全国の気象情報を伝えた。
モーサテに出演する専門家が経済の行方を独自の分析で予想するモーサテサーベイ。調査は3月16日にインターネット経由で実施、36人から回答を得た。
今週末の日経平均予想・予想中央値3万7400円、先週終値3万71053円。第一生命経済研究所・藤代宏一は3万7400円と予想「アメリカ小売売上高が堅調なら買い戻し優勢に」、ニッセイ基礎研究所・井出真吾は3万5800円と予想「アメリカ小売売上高弱いと米株下落+円高でダブルパンチ」。