- 出演者
- 相内優香 原田亮介 田中瞳 長部稀
オープニング映像が流れた。
明日、東京ドームでアメリカメジャーリーグが開幕する。週末には関連試合も実施されすでに盛り上がりを見せている。盛り上がりに一役買うのが応援などで使うユニフォームやタオルなどのグッズ。これらの商品を作っているのがアメリカのファナティクスという企業でそのCEOはスポーツ業界で最も影響力のある人物にも選ばれたスポーツビジネスの仕掛け人。東京・渋谷のMIYASHITA PARKに登場したMLB日本開幕戦を記念する期間限定のストア。ロサンゼルス・ドジャースのユニフォームや帽子などMLBグッズが次々と手にとられていく。アメリカからわざわざやってきたという客が手にしたドジャースのユニフォームには桜のデザイン。シカゴ・カブスのユニフォームの胸にはフラワー。どちらもアーティスト、村上隆さんがデザインした限定商品。さらに、日本でしか買えない応援はっぴなど豊富なラインナップを揃えた。この店舗の設営や商品を手掛けている場所を訪ねた。アメリカ企業、ファナティクス。その日本法人は2018年に設立されたばかりだが、すでにプロ野球の5球団と提携。また、サッカーJリーグでは6クラブ、バスケットボールBリーグでも2クラブなどとパートナーシップを結んでいる。多くのチームでグッズの企画製造から販売までを実施。店作りやオンラインでの販売にとどまらずチームの公式SNSと別にグッズ専門のSNSを運営するなどの取り組みでスポーツビジネスを盛り上げている。ファナティクス・ジャパン商品企画担当・安藤真弓さんは「私たちが実際にクラブと契約したことで良かったと思われる商品を心がけている」とコメント。ファナティクスは本拠地があるアメリカではMLBのほか、NBAやNFLなどとも連携。世界で900以上のチーム、リーグと提携していて企業価値は310億ドル以上。ユニコーン企業として急成長を続けている。ファナティクスの創業者、マイケルルービンCEOがMLB開幕戦を機に来日していた。スポーツ業界で最も影響力のある人物とされるルービン氏が日本の社員に向けて語ったのは日本市場への期待だった。単独インタビューでその真意を聞いた。ファナティクス・マイケルルービンCEO「今年日本だけで2億ドル以上の収益を見込んでいる」とコメント。その成長のためにファナティクスが取り込もうと狙うのがホットマーケット。ファンの熱量が上がっている試合直後にグッズ販売を行う戦略。自社で工場まで持っている強みを最大限に生かし去年、ドジャースがワールドシリーズで優勝したとき日本でも関連商品を直ちに販売するなどホットマーケット戦略を展開。日本のプロスポーツでもさらにこの戦略に力を入れる構え。ファナティクス・マイケルルービンCEO「日本での事業は(MLBのような)世界のスポーツを日本にもたらすだけでなく日本のローカルチームにおいてファンが欲しいものを提供する支援もできる」とコメント。