田村市や三春町など田村郡では、約200人の農家が「夏秋ピーマン」を栽培していて、去年は県全体の8割にあたる1400トン余りを出荷している。このうち、田村市の佐久間金洋さんの畑では収穫の最盛期を迎えている。佐久間さんによると、今年は暑さに加え雨が少なかったため、実の成長に必要なカルシウムを土の中から十分に吸収できず、一部が黒く変色する「尻腐れ」と呼ばれる症状が多く見られ、収穫したうちの1割余りが出荷できない状態になっているという。佐久間さんは「苦みがなく子どもでも食べられる」などと話した。
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