建設業の時間外労働の上限規制では1か月あたり45時間、年間360時間となる。正社員の平均残高時間が年間360時間上回る企業は全体の12%ほどある。労働時間の見直しが課題となっている。埼玉県にあるクレーン会社では朝4時半に社員が出勤、1時間半かけて都心部の作業現場に向かう。都市部の現場近くにおける場所がないため、保管場所を往復する必要がある。現場の作業員が午前8時から午後5時の場合、プラス3時間の移動で時間外労働の上限に達することになる。団体はクレーンの移動を伴う現場では午後3時の撤収を原則とすることを求めていて、元請けは適切な金額で発注するよう求めている。