ユニチカはきのう、祖業の繊維事業から撤退すると発表した。来年8月までに事業譲渡などのめどをつけ、構造改革を進め債権をはかる。ユニチカの繊維事業は売り上げの4割を占めているが、2019年ごろから、原材料や燃料価格高騰で事業環境が厳しくなったとしている。事業撤退を受け、三菱UFJ銀行などが債権放棄に応じ、官民ファンドが筆頭株主になる。融資枠を含めた金融支援の総額は、870億円に上る。今後はフィルム事業などに注力し、2028年3月期に全事業での黒字化を目指す。
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