少子化が進む中、三重大学はより多様な学生を受け入れるため面接や小論文などにより高校時代の活動を重視する総合型選抜を再来年に行う入試からすべての学部で導入することになった。総合型選抜は書類や面接、小論文などで評価するもので全国では今年度78%の国立大学が導入している。三重大学でも今後18歳人口の減少が見込まれる中、より多様な学生を受け入れるため5つの学部すべてで総合型選抜を導入することを決めた。募集するのは入学者全体のおよそ5%にあたる70人で学校の推薦は必要なく、書類選考と面接それに実技や筆記試験などで選抜を行う。ほとんどの学部と学科で大学入学共通テストの受験は必要ないが、医学部医学科と工学部機械工学コースなど一部の学科では必要となる。初年度の出願受付は再来年の9月で合格発表は11月以降に行われるという。三重大学は、学力だけでなく高校での活動などから主体性や協調性も評価し特徴のある意欲的な学生に入学してほしいとしている。