自動車整備士とバスの運転士の2つをこなしながら車のプロを目指す女性・中西渚さん。バス会社におよそ70人いる整備士のうちたった1人の女性。中西さんは高校卒業後バス会社にまず整備士として入社した。車の整備士を目指したきっかけは中学生の頃に見た映画。最初のうちは頻繁に筋肉痛になり毎日くたくたになっていたというが、ジムに通って体力づくりに励むなど重ねいまでは慣れた様子。また、車のオイルを被ることも日常茶飯事で、仕事柄手が汚れてしまうため、興味のあるネイルも我慢しているのだそう。おしゃれとはかけ離れ女性にはつきにくい仕事と感じることもあるというが中西さんは「女性だからと特別扱いではなく普通の男性と同じような扱い。体調が悪いときは休憩を取らせてもらえるしすごく優しい人たち」など語っている。先輩整備士の大坪一樹さんは「中西さんはいつもにこにこしているので一緒に仕事してい楽しい。仕事ぶりもしっかりしているし、すごく努力してがんばっている」など話す。整備士の仕事をしながらバスの免許の取得や教習など、およそ4ヶ月かけて運転士として独り立ちした。現在週2回ほど早朝にバスを運転した後、整備の仕事をしている。中西さんは「バス1第の整備を完璧に終えたときにはやりがいを感じるし、バスが街に出てお客さんを乗せているのを見るとああよかったと思う」など話している。