山梨・甲府刑務所で仮出所者に手渡されている「母の鈴」のきっかけは、40年前刑務所職員の目が不自由だった妻だった。「健全な目を悪いことに使わないで再びここに戻ってこないで…」などの思いで出所者に手作りの鈴を渡していた。山梨県更生保護女性連盟参与・末木ひで子さん(94)は「その発案を聞いて当初の刑務所長がつないでいってあげようと言って」と話した。受け継げられるなかで「母の鈴」という歌も作られ、就寝前に5分間流され歌を通して母を思う時間が作られているという。現在鈴は山梨県更生保護女性連盟に受け継がれ1つずつ手作りされている。出所者は「これ(母の鈴)を見て同じ罪は犯さないようにしたい」などと話した。甲府刑務所で生まれた母の鈴は愛知県や三重県の刑務所にも広がっている。
