経営不振にあえぐ日産自動車が主力工場の一つである栃木工場の一部を売却し、縮小を検討していることがわかった。栃木工場は1968年に生産を開始し、近年はEVの生産拠点となっている。敷地面積は292万平方メートルで、日産の国内工場では最大の面積を誇る。関係者は「国内外の全ての資産を査定している。栃木工場は広すぎる面積がネックになっている」と明かし、敷地の一部を売却し多額のリストラ費用の一部などに充てたい考え。具体的な内容は未定。また、横浜市にある本社の売却も検討していることが明らかになった。資産価値は1000億円弱とみられ、売却先と賃貸契約を結んで入居を続けることが検討されている。