回復遅れの中国経済。先行きが不透明のため新人採用に慎重な現地企業も多い。中国政府の発表によると、都市部に住む16〜24歳の3月の失業率は15.3%と高止まりの状態(中国国家統計局)。日本企業が中心となり北京で開かれた就職説明会。学生や転職希望者らが参加。一方で日本は人手不足や少子化で学生優位の売り手市場。このため日本企業の中には就職が厳しい中国から人材を呼び込もうとする動きも出ている。人材紹介の会社の担当者は「特に日本の方で人手不足、あと高齢、少子化が進んでいる中でお互いのマッチングできたら一番いいと思っている」と話した。人材紹介会社は中国には流ちょうな日本語を話せる人材が多いとしてビジネスチャンスだと意気込んでいる。IT企業の担当者は「北京、上海、一流の大学がいっぱいあるので優秀な人材がいる」と話した。人手不足に悩む日本企業にとってのチャンスは今後も続く見通し。