きょうの債券市場では、午前中に国債を売る動きが出ている。国債は売られて価格が下がると長期金利が上昇するという関係にあり、長期金利の代表的な指標である10年ものの国債利回りは1.77%まで上昇して、2008年6月以来の高水準になった。また、外国為替市場ではドルやユーロに対して円が売られやすい状況が続き、ドルについては1ドル155円台半ばを中心とした円安水準での取引となっている。一方、東京株式市場でも朝方は売り注文が目立ったが、きのうまでの3営業日で日経平均株価が2500円以上下落しているとあり買戻の動きも見られ、午前の終値は前日と比べて374円51銭高い4万9077円49銭となっている。
