上皇后・美智子さまが皇太子妃時代の昭和49年に上皇さまを思って読まれた歌を紹介。歌集「ゆふすげ」には美智子さまが詠まれた466首の歌が収められている。タイトルとなった「ゆふすげ」・美智子(岩波書店)は上皇さまと出会われて結婚後も家族で度々滞在された軽井沢ゆかりの花。著者名「美智子」について皇室の和歌の相談役・永田和宏さんによると「『美智子』という“一人の歌人”として本にしていただきたく思い著者名のついた歌集になった」という。この歌集には世の中の出来事への思いを詠まれた歌が数多く収められていた。北朝鮮へ拉致された被害者のことを思われた歌を紹介した。