東京11区には政治資金収支報告書の不記載の問題で自民党から処分を受け非公認となった前の議員が無所属で立候補。これに対し野党各党は元議員や新人を擁立するなど合わせて5人による争いとなっている。自民党の政務調査会長などを歴任してきた下村博文氏は政治とカネを巡る問題で非公認となり無所属での立候補。今回の問題を反省しお金の流れを透明化していくと訴えている。公認がない中でも自民党の後輩である生稲晃子参院議員が応援に駆けつけた。共産党の伊波政昇候補は公務員出身。政治とカネを巡る問題を明らかにしたのは共産党だとアピールし企業団体献金の禁止などを訴えている。吉良よし子参院議員も一緒に訴えた。立憲民主党の阿久津幸彦議員は民主党政権時代には総理大臣補佐官などを務めた。自民党政治はもう限界だと訴えている。党の小川幹事長も政権交代の必要性を強調している。日本維新の会の大豆生田実候補は栃木県足利市の市長などを務めてきた。しがらみのないクリーンな政治の実現を訴えている。党のトップである馬場代表みずから街頭に立った。無所属の斎藤孝幸候補は不動産会社の社長。不記載の問題の説明責任はまだ果たされていないと批判している。また、投資や消費を促す経済対策が必要だと訴えている。