いま地域の中で活躍するコミュニティナースが注目されている。栃木・下野市で活躍する女性を取材した。この日、健康や福祉の相談会が開かれていた。コミュニティナースは地域の人々の健康を見守る活動をする人たち。高山由香利さんは下野市でコミュニティナースのグループを結成した。住民たちが気軽に相談できる関係を築くために、テーブルの上には塗り絵ができる紙や自分への手紙を書ける便箋が置かれている。高山さんは、2人目の子供を出産した1年後、34歳でがんが見つかり、医療以外の面で不安に押しつぶされそうになった。普段から相談できる人を作っておくことの重要性を実感して、グループを作った。市役所も高山さんの活動を知り、連携する動きが出ている。高山さんたちのグループは現在8人。